「生姜はね、冷えるのよっ」
と以前、衝撃的なお話を料理教室で東城先生から教わりました。 生姜=温まる が当然。 もちろん。 絶対! と思っていましたし、世の中もそう言っているじゃないですか! 生姜は熱帯地方で育てられるのだから陰性のもの。 いただくときは少量で、やたら沢山食べるものではないと。 なるほど~というわけで実験してみましたよ。 まず、生姜茶で。 これは風邪をひいたらよく飲むのですが、 私の体感ですと全身の血液の流れがよくなり、毛穴が開いて 汗をかくくらい温まります。消化力もあり胃腸が楽になります。 でもこれは、生姜茶が熱い場合。 生姜茶がぬるく、冷えているのを飲んでも温まる気配はなく、 むしろ冷えてくる感じですね。 次に冷奴。 たっぷりおろし生姜を乗せていただくと、 温まると思いきや、かえって冷や~っとしてきます。 ・・・・・。 この簡単な実験により、生姜は調理して熱いうちだと 体を温める作用があるが、冷めているとかえって体を冷やして しまう作用がある。 でした。 ですので生姜を使って体を温めたい場合は、 調理した生姜を熱いうちに食べるということで。 漢方の原点「傷寒論」に。 「体を温め、すべての臓器の働きを活性化させる。 体内の余分な体液を取り除き駆風を促し(ガスを排出し)消化を助ける」 とあり、また医療用漢方薬の75%に生姜が含まれているそうです。 生姜の辛味成分 ジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオール。 芳香(精油)成分 ジンギベレン、クルクミン、ビザボレン、ピネン とこれらの成分が驚くべき効果を発揮するそうですよ。 その驚くべき効果を発揮させるためには、生姜に熱を加えるということですか。 漢方薬も煎じて飲むものですしね~。 漢方では、生姜の辛味成分がつまった経絡やツボを発散、発汗させ、 それによって気や血液の流れをよくし、風邪や頭痛、肩こり、鼻水、 悪寒などを改善すると考えられているそうです。 生姜に熱を加えていなくとも、ジンゲロールという辛味成分が腸チフスや コレラ菌などに対して強い殺菌力を持っているそうですので、やはり夏場の 痛みやすいお豆腐、冷奴などにはスリ下ろし生姜は理にかなっており、 また冷やして体内の熱もとるというこでしょうね。 と生姜好きが生姜についてあれこれ考えてみました。 興味をもたれ方は是非実験してみてくださいね。 もしよろしければ、実験結果を教えてくれると嬉しいです! 参考図書 「温め美人プログラム」WAVE出版 「大腸がんを予防し血行を良くするショウガ」ハート出版
by maimaigohan
| 2010-09-01 15:10
| あなたと健康社
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